
十字軍は学校の教科書で習っただろう?
でも、そのときは当然西洋寄りの表現で記述されていたわけだ。
ところがこれは180度反対のアラブ側から見た十字軍なのだ。
驚いてしまうのは、当時のアラブが西洋よりも
文化的で、平等な世界を構築していたと言うことだ。
もちろん反対側から見ているわけだから、
それなりの偏見もあるだろう。
しかしわたしたちもこれまで偏見を持って見ていたわけだ。
当時のアラブ世界は、
内部抗争(国家間、王家内部)に明け暮れながら
キリスト教世界の侵略(十字軍)を受け、
さらにはモンゴルまでやってくるのだ。
なんという歴史のダイナミズムだろう!