
国益や使命感と言った空虚な言葉ではなく、
個人の夢を紡いだ男たちのお話である。
生前の評価や好き嫌いはともかく、読んで欲しい。
昭和3年「學天則」という人造人間を造った西川真琴は、
俳優、西川晃の父親でもある。
そのロボットには賛否はともかく世界人類としての
夢が込められていた・・・・。
現代で言う凍結粉砕法の夢を追った、星一。
小説家、星新一の父親でもある。
彼は、アメリカで野口英世と出会い、
発明王エジソンにも面会している。
過去の偉人たちに、学べなんて言わない。
心躍らせることの少ない時代に、
ちょっとわくわくしてみるのもいいぢゃないか。